Live Report


鹿内孝 JAZZ LIVE
大好評のうちに終了!


いしいパパが
LIVEのレポートを寄せて下さいました。
ご覧下さい。


いしいパパからのLIVE REPORT

Ol’ Brown Eyes Is Back 〜 鹿内孝「咲蘭房」LIVE

7月7、七夕の日にしては近年珍しく良い天気になり、
会場の「咲蘭房」は開始前から超満員。
さすがに平均年齢の高そうなオーディエンスが多いのですが、
全員,滅多に聞けない鹿内孝さんのヴォーカルに期待は大きく、
ご本人が登場したとたんに会場は爆発的に盛り上がって
一気にライブがスタートしました。

鹿内さんが本当は歌手である事を知らない人は多いと思います。
60年代には歌手、テレビタレント、その後ニューヨークへ留学、
帰国後、俳優として映画、テレビ、ステージと活躍。
80年頃には、ジャズ・ヴォーカル・アルバムを出し、
一時ライブ活動もあったようですが、
その後、再び俳優としてミュージカルの舞台などで活躍されていました。
丁度1973年にシナトラがカムバックしたように、
60年代のポップ歌手の頃から数えて40年近いキャリアを経て
鹿内さんが帰って来たというところでしょうか。

過去のキャリアが凝縮されて、今日のライブはかって経験した事も無いような
素晴らしいステージとなりました。

今日のライブの特徴は、曲の解説というよりも、詞の解説をまずしてから、

観客をそのシチュエーションに引き込んでおいて、
ヴァースから、詩人のごとく、歌うというよりは話しかける、という風に、
役者のキャリアで培われた独特の表現力を存分に発揮して、
観客全員が鹿内孝の世界に引き込まれておりました。

小川俊彦(Pf)トリオをバックに、コール・ポーター、ジェローム・カーンなど
シナトラ、アステアの持ち歌を中心にして全20曲(曲目リストはこちら)
休憩なしで一気に語り、歌い、最後まで声のハリとつやを保っていたのは
失礼ながら、私にとっては以外で、正しい発声が身に付いていればこそ
出来る事なのでしょう。

エンディングで歌った“It Was A Very Good Year”
これは私の脳ミソにしみ込む一曲となりました。
かって、シナトラの歌でよく聴いたこの曲を、鹿内さんは日本語の台詞をはさみ、
人生の機微と哀歓を見事に表現してくれました。

ピアニッシモを美しく歌える歌手はそう多くないと思います。
高音も低音も、ff でも pp でも、音(声)の質が変わらない。
これが私の音楽の楽しみ方の一つで、
今日のライブでは鹿内さんの実力の全てを見せていただき、
思い出に残る一夜となりました。
次回のライブが楽しみです!

実は次回がいつになるのかわからないのです。
興味がわいた方は、時折鹿内さんのホームページを覗いて見る事をお勧めします。

男性ヴォーカル人材不足のジャズ界ですが、
最近の若いジャズヴォーカリストの活躍で話題性が高まる中、
鹿内さんの復活が日本のジャズヴォーカル界に刺激を与えてくれると良いのですが、
ちなみにご本人は、流行に乗る気は全く無い!
たまたま、自分が歌いたくなった時期に重なっただけ!と言っておりました。


 


その他たくさんの方から、感想を寄せていただきました。
いくつかご紹介いたします。(こちらへどうぞ。)


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